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とうとう前漢が終り、後漢の時代になりました。
帝位を簒奪した王莽を倒し、更始帝が立ちますがすったもんだがあり、やっと光武帝が即位し、後漢が始まります。
ネタばれあります。

このドラマは皇后になる麗華と劉秀(光武帝)の純愛を描いているんですが・・・。
まあ皇帝ともなると妻を一人というわけにはいかないのです。
で、もう一人皇后がいます。まだ劉秀が帝位につく前に軍事の関係で嫌々娶った過珊彤。
この過珊彤が嫉妬によって後宮を乱す羽目に。で、この過珊彤の母親と兄が実権を握るべく、対立する麗華の実家も攻撃するのです。

かわいそうなのが過珊彤。
劉秀に愛されないばかりか、冷たくされる始末。麗華もその冷たい態度にしらっとした顔。
劉秀は過珊彤を嫉妬ばかりで性格が悪いとののしります。
これはひどい。元々、過珊彤は性格が悪くないのですよ。盗賊に襲われていたところ劉秀に助けられ、そのまま慕い、麗華(糟糠の妻)の存在を知らず嫁ぎます。で、あとから麗華の存在を知り苦しむ、さらに劉秀は一けつ主義を貫くべく、冷たい冷たい。しょうがなく床入り・・・。
もう嫌がられてるのに過珊彤は尽くすんですよ。
これ、人によっては麗華と劉秀の純愛に見えるんだろうけど、過珊彤がかわいそうすぎて、ヒロインヒーローが心狭く感じました。
女性として愛せなくても、もう少し人としての思いやりはないのかと。その点、『雲中歌〜愛を奏でる〜』の昭帝はヒロインを一途に愛しますが、皇后も妹のように大事にしていたので、皇后とヒロインは仲良しでした。よかったよかった。

孤独な過珊彤はダークサイドに落ちていく・・・。『漢武大帝』の武帝も劉陵を弄んだせいでひどい目にあったのは記憶に新しい。もうちょっと愛する女性以外の女性も大事にしようね!?
過珊彤はのちに廃皇。麗華が皇后になります。さらに過珊彤の息子だ皇太子でしたが、辞退し、麗華の息子が皇太子になります。
まったく過珊彤はいいことなしの人生・・・。かわいそうすぐるなあ。
とりあえず光武帝、その息子明帝、その息子章帝くらいまでは皇帝の力が安定していい治世だったようです。皇后もつつましく実家に権力を渡さなかったようで。しかしそのあとは、夭折し、幼い皇帝だらけで、外戚と宦官の時代になっていってしまうのでした。あらー。

ざまあしてほしい人にはあんまりそういうこともなく、あんまり心が晴れ晴れしないドラマでした。しかし、よく泣く皇帝だなあ。


次はもうちょっと後になった時代。6代皇帝、安帝の時代のドラマをみます。
『ハンシュク〜皇帝の女傅』
これはラブ史劇だろうなあー。


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